静岡県から愛知県を中心に釣具の店舗販売を行う「イシグロ」のロッドビルディングパーツ専門オンラインショップ

私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています.

新品パーツ | 釣具ビルディングパーツ専門

ロッドビルディングレポート

投稿者名:タックルオフ工房

2019/06/25 閲覧数:2,278

タックルオフ西春店より、リメイク、リペア品依頼が入荷しました!

 タックルオフ西春店より、

  リメイク、リペアの依頼品が入荷しました!

           (分類、プレートシート交換)

・こんにちは、

タックルオフ工房、

担当 福田です。

 今回の依頼品は、「投げ竿プレートシート交換」です。

・梅雨が明ければ、

投げシーズンが、

盛り上がって来ると思います。

工房も投げ竿に関する、

リメイク・リペアの件数は、

この時期から一気にアップします。

今回の依頼内容は、

リールシート位置の変更。

微妙な位置で、

飛距離が変わるシビアな釣りなので、

オーダーフォームを確認しながら、

進めて行きたいと思います。

シマノ 「スピンパワー405DX」です。

・元のシート位置周辺の、

 エポキシ処理から、

 下地作りを行っていきます。

エポキシは、

主剤と硬化剤が、

科学反応をおこし、

硬化していきます。

その為、

エポキシの跡は,

必ずと言って残ります。

下地隠しに熱収縮チューブを入れます。

    こびりついたエポキシを・・・。

 

          ヒートガンで、

                    ブランクを温め、

                    エポキシを剥がしていきます。

※エポキシは、熱を加えると緩くなります。

ブランクに、こびりついているエポキシも、

ある程度は、剥がす事ができます。

 

 

        温めた後、

   効果的にエポキシを剥がす道具が、

     この「プラバン」です。

※三角定規など、

ある程度厚みがあるものが、

扱い易いです。

 

  プラバンのエッジを使い、

  エポキシを剥がしていきます。

 ※熱で緩くなったエポキシは、

 擦ると面白いほど良く取れます。

※ヒートガンで温めたブランクに対して、

プラバンのエッジを立てて、

エポキシを取り除いていきます。 

 

ある程度は、

綺麗になりましたが、

すべてのエポキシ跡までは、

難しいです。

※地味な作業ですが、エポキシが残ると、

収縮チューブ後、

隆起した突起物として目立ちます。

 収縮チューブを被せる、

シート位置ブランクの凸凹処理は、

 完了しまいた。

キズもチューブで隠れるので、

指定の処理は完了です。

それでは、

収縮チューブを入れていきます。

商品名からスペースを、

約1cm弱とりました。

 

   リールシート位置の確認と

    バランスを考えながら、

  熱収縮チューブの長さも決めます。

     リールシート位置は、

    指定のバットエンドから、

     82cmが指定位置です。

 

 ヒートガンで、

ゆっくりと熱を加え、

収縮させて行きます。

手前から、

熱を加えて行けば

熱収縮漏れにて起こる、

変形や気泡形は処理出来ます。

※一方向の手前から奥に、

熱を加える動作を行えば、

失敗無く綺麗に出来ます。

手前から奥への動作で!

 

収縮は終了しました。

収縮チューブは、

収縮前の上下カット面が、

真っ直ぐでも、

収縮後は、

  残念ですが、この通り、

若干の変形にて、

収まってしまいます。

     カットにて修正します。

マスキングテープをして、

波になっている末端を、

カットしていきます。

デザインナイフで、

マスキングテープのラインに沿って、

チューブの表面に薄く刃を入れていきます。

表層のみカット出来れば、

端の切れ込みから、

剥きながらカットが綺麗に出来ます。

 

       それを、残りの末端にも行います。

  

    プレートシートの上下は、

    これでカット完了となります。

  

    指定のカラーとサイズで、

    スレッド巻きを行います。

プレートシートの足止めの長さは、

2cm巻きの処理を行います。 

    

     巻き完了しました。

 → 

        これから、

     コーティングに入ります。

    エポキシの準備をして・・・。

1:1の分量の作業は、

注射器できっちり計り、

等分を容器に入れます。

    A剤(主剤)B剤(硬化剤)を1:1で混ぜます。

       ※しっかり混ぜないと、硬化不良をおこし固まる事無く、

           やり直しとなるので、必ず良く混ぜます。

     泡立つまで、

        良くかき混ぜた後、

       コーティングに入ります。

 一回目。

スレッドに染み込ませて、

プレートシート脚部内の空気抜きは、

これでOK!

  

     2回目のコーティング

  

   エポキシで適度な厚みと表面の

       綺麗な艶を、

      しっかり出します。

        ※エポキシは、熱の加え方で、

          コーティングの艶が綺麗にでます、

         ゆっくりとアルコールランプで炙ってやると効果的です。

 

      完成しました!!

  それでは、

    定期便にてオーダー元の、

   タックルオフ西春店へ返送致します。

         またのオーダーお待ちしております。

※改造等のご相談は、最寄のイシグロ釣具にて、

スタッフがご相談をお伺い致します。


イシグロ店舗へのアクセス・営業時間のご案内や店舗発信の新着情報各種はこちら!

このサイトはJPRSにより認証されています。SSL対応ページからの情報送信は暗号化により保護されます。

パーツ名を確認して商品を選ぶ
パーツ名をクリックすると該当する商品一覧が表示されます。

船竿

TOP
ビルディングパーツ 詳細検索
商品名
カテゴリ
価格
その他

しばらくお待ちください