投稿者名:タックルオフ工房
2024/08/19 閲覧数:460
イシグロ高林店(受付担当スタッフ久保田)より、
リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!
こんにちは、
工房担当の福田です。
今回の依頼品は、
がまかつの「がま鮎 競技スペシャル V7 引抜早瀬90」
今回の依頼内容は、「ハカマ作成」
ハカマとは何ぞ!!
⇩写真で下から元竿、元上、となります。
元竿を1本抜かし、元上に短めのグリップ(ハカマ)を差し替える事で、
全長9mから全長約8mで使用できるアタッチメントパーツ(グリップ)の事です。
ロッドも軽くなり、竿の調子はそのままなのでフィーリングを崩す事は無い。
狭い支流や渓流域などで本領発揮。
元竿を1本抜く事で軽く、短く、感度も上がる為、
一気に機動力は上がります。
ただ、ハカマ作成には絶対条件がありまして、、、。
依頼竿に合うハカマの素材探しが必要になります。
でも今回は、意外と短時間で探す事が出来ました!!(しかも、ほぼキズも無く極上品)
毎回合う径や素材の品質状態で、作成が出来る時や出来ない時があります。
実は、今回の素材はイシグロ西春店から頂いた鮎竿からチョイス。
お店で廃棄する鮎竿(店頭での中古破損品、買い取り後の竿で処分と判断された物)などなど、、、。
お店によって気が利くスタッフが、ある程度溜った鮎竿の廃棄品を工房へ送ってくれたからです。
西春店の協力が無ければ、今回のハカマ作成は出来ない可能性もありました。
早速、競技の元上を差し込むとピッタリ!!
一発で決定。
もし合わないと、、、。
この中から合うブランクを探すのですが、
大分良い素材や真新しいパーツは抜かれて古いロッドが目立つ。
古いと外径、内径が合わず組めない。
ブランク素材が古いと重い、感度が悪い、など弊害も起きる。
ただ合わせるだけでなく本体とのフィーリングも大切にしたい。
⇩こんな感じで廃棄の鮎竿をまとめて送って頂けると、
次の誰かのリメイクに繋がります。
イシグロ各店舗スタッフへ、よろしくお願い致します。
この素材のまとまりは、高林店だったと思いますが、、、
工房としては、とにかく助かります。
指定①ハカマの全長の指定は、約300mm。
内部を確認してから、慎重にカットして断面をペーパーヤスリで慣らす。
指定② ジャストエースの無地タイプの収縮チューブを付ける。
こちらは、同じ収縮チューブでも表面にクロス模様があるタイプです。
無地かデザイン入りか、、、、。
今回は無地指定。
替えハカマ用なので無地のシンプルが良く似合う。
ヒートガンで収縮させます。
鮎竿はカーボンが薄い為特に気を付けて行う。
かなり遠目から近づけて収縮させる。
余分はカット。
アルミの尻栓を入れるスペースを測り、
チューブをカットして尻栓を仮組み。
ピッタリ。
コアテープを貼る。
接着。
スレッドのブラックを巻く。
収縮チューブの起き上がりを防ぐために、
フロントの玉口と尻栓アルミの前方にスレッド巻き後、
エポキシコーティングを少し厚目にして完了。
完成。
シンプルにブラック基調でまとめる。
ご依頼店のイシグロ高林店へ、しっかりと梱包をして、
定期便にて返送致します。
今回の作業金額合計は、
工賃金額合計は8,800円となります。
ご参考までに、、、。
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