投稿者名:タックルオフ工房
2024/05/13 閲覧数:954
イシグロ西春店(受付担当スタッフ松久)より、
リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!
こんにちは、
工房担当の福田です。
今回の依頼品は、
メガバスの「デストロイヤーF2-57X HT800ブランク」
今回の依頼内容は、
「リアEVAグリップの交換」
HT800ブランク、デストロイヤーの初期タイプ。
生産時期から考えると大分年数が経過している、現状の状態になっていても不思議では無い。
EVAグリップのダメージは見ての通りだが、ブランクに至っては小キズ程度とご依頼主の丁寧な扱い方が分かる。
今回はブランクをカットしないで、
バットエンドエンブレムを上手く回収して再利用する。
経年劣化で接着剤が甘くなっている事を祈って作業に取り掛かる。
今回はリアのEVA 交換だが、全体的にEVAのダメージは大きい。
リアグリップは握り部のテカリが目立つ。
使用しての経年劣化や握力の強い方はこの傾向が目立つ。
EVAの全長は約144mm、エンドパーツが約6mm、リアの全長は約150mmで仕上げる。
EVAを剥がす、ブランクにカーボンパイプが被せてあり径は太目約17パイ。
ブランクはサンディングして綺麗にしておく、、、。
バットエンドエンブレムを外す!!
①裏側からヒートガンでゆっくりと熱する。
メタルの面積もあり熱を効率よく当てやすい。※裏面のカーボンとの接続部を中心に熱するが、
ずっと当てないで10秒ぐらい当てたら離してを繰り返して熱を内部に伝える様にする事で、
接着剤に効くようにする
②から熱するとゴムが収縮したり溶ける為こちらからは熱しない。
① ②
熱が満遍なく綺麗に入った場合、
こんな感じでバットエンド周辺に付いている接着剤が丸々剥がれる。
こんだけ綺麗に剥がれると、残りの残存カスはほとんど無いが、
一応内部を確認してから作業に入る。
後は接着剤をエンドパーツから剥がす。
こんな所が、メガバスのスゴイ所、、、。
通常他のメーカーであれば、メタルのエンドパーツのセンターに穴が開いている事はほぼ無い。
ただのデザインだけでなく接着した時、接着剤の溜りが出来る事で強度を高める事が出来る。
バラさないと分からない、メーカーのこだわりだと思う。
余分な接着剤は綺麗に剥がして位置を確認しておく。
➔
外径27パイで内径17パイの端材を使用。
EVAをカットして全長に合わせ150mm。
コアテープで少し段差を作り、接着剤の溜りを等間隔で作る。
接着完了。
エンドエンブレムもコアテープで段差貼りして接着強度を上げて取り付け。
取付け位置を確認して乾燥を待つ。
アルコールランプで炙る。
目が引き締まり表面が綺麗になる。これで完了!!
炙ったらEVAには触らない様に梱包していく。
ここは意外とこだわりで、
自分の手垢や指紋を残さず綺麗な状態で返したい最終作業のルーティーンである。
ご依頼店のイシグロ西春店へ、
定期便にて返送致します。
今回の作業金額合計は、
工賃合計金額は、4,070円(税込)
※今回は、EVAの端材を使用した為、少し金額を抑える事ができました。 となります。
ご参考までに、、、。
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