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ロッドビルディングレポート

投稿者名:タックルオフ工房

2024/04/29 閲覧数:745

イシグロ西春店より、リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

 

イシグロ西春店(受付担当スタッフ松下)より、

               リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

こんにちは、

工房担当の福田です。

今回の依頼品は、ザウルスの

「トラウトスピン ボロン TS-BU66MS」

依頼内容は、

「ブランクの折れ繋ぎと、フロントコルクの作成」

少しスレッドを外してブランクが割れていないか確認。

穂先側はヒビ割れも無し。

バット側はまだ分からない。

 

お店から送られて来たパーツを確認。

形状はかなり近い為、簡単な削りを行う。

純正品はフロントコルク約40mm。

折れた元部がコルクの口ギリギリの為、

フロントコルクの全長を45mmでカットし、

ブランクの継ぎ部を隠す。

  

フロントコルクを5mm延長してカット。

 

純正品のフロントの外径を確認しながら大体同じ様に削り加工。

 

後は、、、内径を削る。

 

完成したフロントコルクは、折れた#1に差し込んでおく。

  

バットのカーボンが割れていない事を祈りながらコルクを剥がす、、、状態は良好。

そのまま加工していく。

   

インロー芯を削り、内径を合わせカット。

  

インロー芯の長さは、

#1の穂先側、上部は55mm。     バット側、下部は65mm。

 

いじっていたら、

リールシートの固定アルミパーツが取れてしまった、、、。

しっかり再接着!!

リール脚の当たり跡がある上部が、リール側の正面。

手前の接着剤が一杯付いている方が背側になる。

 

接着剤が付いている側が背の方で、

ザウルスの「S」がセットした時、ブランク上の位置にくる。

接着剤も経年劣化して変色している、いつ取れてもおかしくない状態。

剤を熱して剥がす。

   

マスキング位置が正面のリール脚が当たっている間。

剤が正面の隙間に入らない様に、接着するが背面だけの接着となるので強度が心配。

そこで、、、。

  

アルミパーツと本体に隙間が出来る。ここを利用してこの隙間に接着剤を流し込む。

アルミパーツより上部に溢れなければフロントコルクに干渉しない。

片側だけだが、これで十分強度は増した。

  

インロー芯をブランクに差し込んで、具合いを見る。

破断面の組み具合も丁度良い。

 

フロントコルクは、ブランクに通して上部に逃がしておく。

 

インロー芯を接着する。

後は段差を丁寧にペーパーヤスリで削る。

 

繋ぎ部が45mmに長くしたコルクが収まる為、

外見からは折れた竿とは分からない。

スレッドも似たようなカラーで巻き直しと要望があったが、

在庫カラーと全然色が合わない為、

そのままスレッドは外さず、純正をそのまま使用している。

 

完成、、、復活しました。

 

フロントコルク5mm延長、継ぎ部を隠して復活しました!!

 

ご依頼店のイシグロ西春店へ、

          定期便にて返送致します。 

今回の作業金額合計は、

         パーツ金額合計は、825円(税込)

         工賃合計金額は、7,150円(税込)となります。 

    ご参考までに、、、。

緩衝材に包んで返送致します。

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