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ロッドビルディングレポート

投稿者名:タックルオフ工房

2024/03/12 閲覧数:736

イシグロ豊田店より、リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

 

イシグロ豊田店(受付担当スタッフ仲谷)より、

                    リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

こんにちは、

工房担当の福田です。

     今回の依頼品は、 シマノの「極翔 1.7-530」

 

依頼内容は、

  「リールシート下の止め飾り部」 

正直この箇所の作業自体初めて、、、。

「何とか埋めて欲しい」とのご要望!!

加工のイメージは出来ます、ですが強度の保証は無いです。

スライドすると、留め具が無い為落ちてしまい非常に扱い難い。

お客様の苦労は分かります、、、。

使用出来る限りで加工作業を進める。

 

熱して余分な接着剤の残りカスを削る。       留め具と受部は、外しておく。

 

ヒートガンでゆっくり熱して余分な接着剤を全て取る。

金具・本体側の受けレールプレートをしっかり接着。

シート留め金のスライドする溝止めが無い為、両サイドの溝止めを作成する。

 

目玉クリップ(小)頂きます。

溝止めは金属で加工したいので、

お店の備品を1個頂き、加工して留め金を作ります。

クリップの片側をカットして、ハンマーで叩き平たくする。

溝の大きさに大体でカットしてヤスリを掛けて形状を加工する。

正面向かって右側に接着。

 

次は、左側に接着。

 

金具であればスライドして当たる箇所の摩耗も少しは軽減される。

欠損しているパーツの回りを、

アウトラインから形状をマスキングで拾い立ち上げて行く。

 

5mmのマスキングテープを周りに貼る。一段目。

一段目が硬化したら、二段目のマスキングを同じ様に行いエポキシを盛る。

エポキシをエッジの隙間にもしっかり入れる。 乾燥。

 

2段目で高さも同じ位になり、後は削り加工となる。

しっかり硬化させてからマスキングテープを外す。

盛り合わせ箇所や、隙間に大きな気泡が出来ていないか心配でしたが、

しっかりと細部にもエポキシを入れる事が出来た。

後は削り加工に集中。

※エポキシの粘度により多少の気泡は入ります。

アウトラインからの型取りが上手くいき、

形状もそれらしくなりました。

純正品の形がそもそも分からないが、後はイメージで、、、。

エポキシは少し多めに盛る、後はペーパーヤスリで削り込む。

この手研ぎ具合いで完成度が大きく変わる!!

左右を確認しながら削り込み、スロープの角度はなるべく滑らかにして行く。

大体削り加工が終了したら、表面にエポキシコートして細かなキズや段差を埋めます。

エポキシコートは、余り厚みを出さず細かな段差とキズ消し程度で処理。

1回目の盛り方で大体の小傷と段差が見えなくなった、、、後は乾燥を待つ。

再度マスキングして塗装準備。

ウレタンのブラックを吹いて乾燥させる。

乾燥と塗料の乗り具合いを確認。この上からから最後の仕上げにウレタンクリアーを吹く。

マスキング貼りは少し際を多く取り、クリアーを吹いた後、

コンパウンドで際を磨き馴染ませていく。

鏡面仕上げのコンパウンドで磨く。

完成。 アウトラインからの立ち上げでパーツ作成完了。

  

返送準備をして、、、。

ご依頼店のイシグロ豊田店へ、

              定期便にて返送致します。

今回の作業金額合計は、

 工賃金額合計、、、今回は6,000円(税抜き)となります。

状態と難度によって金額変更あり。

 ご参考までに、

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