投稿者名:タックルオフ工房
2024/02/17 閲覧数:800
イシグロ岡崎大樹寺店(受付担当スタッフ篠宮)から、
リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!
こんにちは、
工房担当の福田です。
今回の依頼品は、
黒鯛工房の「ザ・アスリート 落し込み スライダー35/40」
今回の依頼内容は、
「肘当てのベタベタ箇所をコーティング」
肘当ての反対側、触るとペタペタとベタ付く状態。
爪で擦ると表面コーティングが粘土の様に剥がれて来る。
塗装の状態は末期症状。
この上から再塗装しても土台がダメなので、
ベタ付く表面塗装を先に剥がす。
表面のコーティングが劣化している為、べたつく箇所(ほぼ見える所全体)をデザインナイフで、
左から右方向へ、一方通行で表面のコーティングを剥いでいく。
一見面倒臭く感じるが、一方から一筋一筋ゆっくり丁寧にエッジを立てて剥がす事で、
手間にはならない。まずいのは左右からや、ベタ付く所だけ重点に処理すると、
ムラになり易く後から手間になるので削り作業の漏れが無い様にする。
届かない肘当ての真下以外は、ほぼベタつくコーティング部は剥がしました。
今回は、肘当てを外さないで処理をする為、肘当て裏はベタ付きが残る形となります。
でも、実際触れないので、ベタついているか分かりません・・・、
肘当てを外さない作業なので、出来る所までやって行きます。
肘当て本体とウィングをマスキングする。
肘当てとブランクの隙間にマスキングテープを通して全体を覆う。
肘当ての股下にマスキングテープ4枚をズラして覆う。
サイドの余りを内側に折り返して、肘当て表側もテープ4枚をズラしてマスキングする。
両端から根本までギリでマスキングして完了。
ロッドの角度を変えてマスキング漏れが無いか確認して、、、塗装へ。
グリップ側にもフルマスキングして、塗装が掛からない様にする。
ウレタンクリアーを薄めにインターバルを開けて3度吹き。
後は乾燥を待ち、前後の脚部を再度エポキシコートする。
塗装して3日間乾燥させてから段差の処理を行う。
マスキングを外すとスレッド巻きの端と、区切りをクリアー塗装した段差が見て取れます。
この段差を少し削り、スレッド巻き部を上下エポキシで再コートする。
今度は、反対にスレッド巻き部の上下を残してマスキングする。
耐水ペーパーの800番を細目にカットして、末端から末端まで丁寧にサンディングしていく。
上から再度エポキシを掛けるので、今の表面コーティングを少し削り落として、
厚みが増し過ぎない様に調整も一緒にして行く。
上下とも段差箇所が削れて、肉付きもスリムになったら削りカスを拭き取り確認する。
エポキシを掛ける。
元々ある程度厚みがあった為、1回目のエポでこの状態です。
耐水ペーパーを掛ける時、気になった出っ張りを削りプロポーションを整えていた事も、
手伝って1回で納得できる形となる。
ただ、肘当ての下処理は、乾燥してから鏡面仕上げのコンパウンドを掛けて調整して見る。
コンパウンドの鏡面仕上げをする。
完成後、梱包。
ご依頼店のイシグロ岡崎大樹寺店へ、
定期便にて返送致します。
今回の作業合計金額は、
工賃合計金額は、4,000円となります。
ご参考までに、、
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