ロッドビルディングレポート
投稿者名：タックルオフ工房
2023/10/20 閲覧数：681
イシグロ大樹寺店より、リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!
イシグロ大樹寺店（受付担当スタッフ伊嶋）より、
リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!
こんにちは、
工房担当の福田です。
今回の依頼品は、ヤマガブランクスの
「バリスティックヒラ11MH TZ/NANO」
依頼内容は、「グリップエンド150ｍｍ延長」
本体EVAエンド40ｍｍを剥がす。
メタルパーツの断面は綺麗にカット。
本体のブランク内径に入れて継ぎ足すカーボンブランク。
EXCP40-15 400×15×13カーボンパイプを使用。
本体のEVAグリップ外径と、カーボンブランク15パイに合う、
マタギEVA・HTE42815を使用。
本体エンド部の外径は、約19パイある為、
新設分のEVA側に19パイの穴開け加工が必要となる。
エンド部EVA40ｍｍと、延長分の150ｍｍで、190ｍｍ分をカット。
・・・・・・・加工前に、再度確認・・・・・・・・
受け側EVAは、外径約19パイで開ける。
深さは35ｍｍだが、中で剤が残る様に40ｍｍで穴を開ける。
一番太い所を用意して、
16パイ、17パイ、18がないので、一気に19パイで開ける。
工具が揃っているので、作業自体はサクサク進む。
深さは（内径長さは40ｍｍ）分、
押し込んで、削る!! を3回繰り返して終了!!
内径19パイ、深さ・内径長さ40ｍｍの完成。
差し込みの確認、きつくも無く緩くも無く、断面もメタルパーツと上手く密着。
仮組みは、高さも丁度!!
EVAの質感も大体同じで違和感は無し!!
このロッド・バリステックは、
他店からもグリップリメイクの依頼が比較的多いロッドです。
デザインがシンプルで加工しやすい事。
パーツのバリエーションが組み合わせやすい事。
それでは接着。
強度もしっかり出る様に、ブランクの長さも取り、、、。
パイプ表面のサンディング、全体にしっかり行う。
コアテープを均等に巻く。
接着完了。
・・・・・・・・・・バランサー受けの加工・・・・・・・・・・・・・
この2点のパーツでバランサーの受け部加工をする。
ハイブリットアーバー メスネジ
見やすく仮組みすると、
こんな感じになる!!
後は強度や保持力が出る長さにカット!!
ハイブリットアーバーに、メスネジを埋め込める長さを決めて、
アーバーをカット。
メスネジを接着。
アーバーの裏から、メスネジが抜け落ちない様に、
少し多めにエポキシを入れる。
裏打ちをしっかりする事で抜け落ち防止する。
アーバーを本体ブランクにしっかり接着。
この時剤がハミ出ると、バランサーの取り外し断面が非常に汚くなる為、
アルコールで何回もしっかり拭く事で、見栄えも良く綺麗に出来るコツです。
ここはお客様も頻繁にバランサー交換をする箇所なので、
見栄えが損なわない様にする。
➔ 
バランサーを付けた状態。
リールシート位置からリア部の長さが非常に目立つ。
離れて見ると、、、長い!!
半端・無い!!
、、、、お客様からは延長を含め、
ウェイトバランスを考えられた加工の指示があり、、、、
エンドバランサー28ｇに付け加えて、
P5の追加バランサー約24ｇ×1枚。
P2の追加バランサー1枚約10ｇ×2枚の20ｇ。
バランサーエンド（通常）約28ｇ
追加分 P5・・・ 約24ｇ
追加分 Ｐ2×2枚・・・約20ｇ
MAXウェイトは、約72ｇとなり、
かなり幅広くバランサー交換が出来ます。
・・・・・・最後の炙りをして完成!!・・・・・・・・
ご依頼店のイシグロ岡崎大樹寺店へ、
定期便にて返送致します。
今回の作業金額は、
パーツ合計金額は、7,105円
工賃合計金額は、4,300円 となります。
ご参考までに、、、。
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