投稿者名:タックルオフ工房
2023/10/03 閲覧数:1,014
イシグロ豊川店(受付担当スタッフ白栁)より、
リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!
こんにちは、
工房担当の福田です。
今回の依頼品は、
ダイワ渓流竿。「春渓 超硬52M」
依頼内容は、
「コミ調整」
すぅーー!と抜けてしまう、、
オーダーフォームでは、
「#5が#6から抜ける。」と言う内容でしたが、、、
心配なので、全部再度確認!!
一節毎に全部抜きまして、
しっかり洗って乾燥。再度各節事チェック。
すぅーーーと、もう一カ所発見!!
#8が#9から抜けた。
ブランク表面は、竿の出し入れでだいぶ擦り減っている、、、。
玉口は、
ほとんど欠けやキズが無い!!
玉口は使用頻度から考えると、キズや欠けが多くなりやすい所。
特に渓流竿は節が多い為、「節落ち」からの玉口欠けが発生する場合が多い。
お客様は玉口の欠けがほとんど無い。
各メーカーから振出竿を伸ばす時の使用方法として、
「振出竿は穂先から伸ばし、仕舞う時は手元から仕舞う」、
竿を安全に正しく扱うアナウンスをしている、
教科書通りの取り扱いをしていると言う事ですね。
ですが、、、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
使用頻度が半端ない!!
他も危険箇所を多々発見。
カーボンパターンの最終部帯状の段差まで来ている。
この状態で負荷がかかると負荷を分散出来ず折れます。
結局マスキングテープを付けたブランクは、
ほとんどアウトです。
コーティングにて、コミ調整決定。
ブランクの継ぎ本数は、11本。
再度コミ調整本数は、8本分。
マスキングして塗装の準備。
×8本分。
8本分の土台を作成。
段ボールに切れ目を入れて、
塗装後に節毎を置けるように作成。
パッパと切り込みを入れてしまった。
後から考えて、
ブランクの径毎の幅にすれば、
ブランクの固定もしっかり出来たはず、、、。
後の祭り。
結局固定時はマスキングテープの出番となる。
・・・・・・ゼストの一液ウレタン・・・・・・
継ぎ部の調整には欠かせないアイテム。
福田使用時は、一液ウレタン1に対して、
溶剤も1入れて、1:1で希釈しているが、
今回は少し粘度を高めて、ウレタンの厚みを残していく。
その為、大体ウレタン1に対して、溶剤0.5程度にして今回は使用。
塗装部は目には見えないが、かなり汚れと油が付いている。
パーツクリナーで汚れを除去!!
しっかり除去する事で塗料の弾きなど、トラブルも防ぎムラなく綺麗に塗装出来る。
下処理はマメにする事で失敗を防ぐ。
各ブランクのスリ減り方を見て、、、
ウレタンを吹き付けて、1度吹き乾燥後確認。
足りない箇所は2度目の吹きや、酷い箇所は3度吹きで完了。
竿を伸ばすと各節毎に若干の伸びしろの出方に差が出る。
新品の竿でも伸びしろ差は見て取れるます。
各節毎ブランク径が変わると、伸びしろの長さも大体変わります。
一応節毎に逆差しや、抜いて刺さり具合は確認済み。
一液ウレタンも万能では無いので、使用していると擦り減って来ます。
スポッと抜ける事は無いですが、伸びしろの後方の段差帯が出てくる前に、
最寄りのイシグロ経由で工房に送り下さい。
完成しましたので、
ご依頼店のイシグロ豊川店に返送致します。
今回の作業金額は、
工賃4,000円となります。
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