投稿者名:タックルオフ工房
2023/09/11 閲覧数:827
イシグロ彦根店(受付担当スタッフ杉山)より、
リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!
こんにちは、
工房担当の福田です。
今回の依頼品は、「鮎掛け棒」のフルオーダー!!
地域によっては、あまり馴染が無い漁具なので、
作成は出来るが、ちょっと心配、、、。
鮎掛け棒は、彦根店周辺の釣具屋でも販売されている。
スタッフ杉山、気を利かせて鮎掛け棒の使用について、
彦根店地域の水産課に問い合わせてくれた。
「鮎掛け棒のくくりとして、釣り竿と同じ扱いとなる為セーフ。
禁漁期間や漁協の細かなルールはあるが、基本的にはOK。」
所変われば、、ルールも変わる。
合法であれば、早速作成に取り掛かる、、、。
送られて来たパーツは以下。 そしてオーダーフォーム。
パーツを見ても、「超高級の鮎掛け棒」の作成となる。
オーダーフォームを確認して、、、
ブランクは、Tラッセルを使用。
棒「ボディ」は、Tラッセル・リベラルを使用。
マタギのカタログを見ると、「フィクサーリベラルFS」は、、、、
ルアーウェイトは、6~8OZ対応。
ブランクの適応フィールドは、近海でのディープな釣りや遠征時のメインロッドに、、、
ごっついブランクです!!
握り回りのパーツは、4点。
マタギのフックキーパーは、
先から755mm位置でスレッド巻きコーティング。
「先部は金属パイプを取り付け、内径3~5㎜程度にする。」
ブランクをカットしないで、内径と長さを確保するなら、
今回はこのパーツがベスト!!
フェルールのジョイントパーツ。
今回は、このパーツのオス部、メス部を移動させて使用。
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グリップから作成。
エンドキャップは後日入荷する為、下栓分のスペースを開けて、
コアテープを均等に巻く。
グリップの頭はシーリングをする為隙間を作る。
マスキングテープを1周巻く。
接着剤はマスキングテープに着けて隙間に落ちる様にする。
上手く落ちない所は爪楊枝で押し込む。
剤をブランク一周の隙間に落としたらマスキングテープを取る。
これで剤でのシーリングが出来、水が入らないフロントの完成。
コアテープを均等巻きする。
コアテープの山と谷へエポキシを塗り接着。
EVAフロントのパイプも接着。
メタリックスレッドのパープルで、
チェックの上下を巻き上げる。
フロントチェックの高さをスレッドを巻く事により調整。
チェックのフロント側にも同じ長さを巻く。
後はエポキシを厚目に塗り、チェックの高さを合わせる。
フロント部はシーリングの役目も含めエポキシコーティング完了。
➔
グリップの下栓作成。
RBE24パープル。
EVA内部の隙間にエポキシを流し込む。
見難いですが、内部のシーリング完了。
コアテープをカット調整して貼り付けてから接着。
グリップの完成。
フックキーパーは、先から755mm位置へ取り付けて、
糸巻きとコーティング。
フェルールのオス部を先端に接着。
メス部は逆付けして、ラッパ口を先端方向に接着。
鮎掛けバリの固定部がシルバーだと鮎に警戒される為、
シルバーのフェルールを黒のスレッドで巻き上げてコーティング。
コーティングも2度塗りの厚み出し。
工房初製作!!
「ブラック/パープル」カラーの、
お洒落で高級な「鮎掛け棒」のロールアウト。
長さを出した分水流の抵抗を受けやすいが、
特別なポイントでご使用されるオリジナル鮎掛け棒の完成!!
オーダー通り無事完成。
乾燥も完了しました。
ご依頼店のイシグロ彦根店へ、定期便にて返送致します。
今回の作業金額は、
パーツ合計金額は、16,173円
工賃合計金額は、4,400円となります。
ご参考までに、
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