投稿者名:ロッドビルディングパーツサイト
2018/04/14 閲覧数:14,926
イシグロオンラインショップの上村です。
段々と暖かくなり、魚と釣り人も活発になってきていますね(*^_^*)
ここ最近船竿を自作するお客様も増え始めています。
イシグロでも、たくさんのオリジナル船竿製作の依頼を受けています。
オリジナル船竿の魅力は??
①船上で派手な竿がカッコ良く目立つ!!まわりの注目を浴びる事間違いなしです。
②オリジナルで良く使用されるグラス素材+総巻き処理によって、カーボン素材にはない乗せ調子と汎用性の広さが生まれます。
③自分で作った竿で釣った喜びは、体験した人にしか分かりません。さらに船釣りが楽しくなります。
ここ最近お客様よりお問い合わせの多い、ガイドのセッティング方法についてご紹介します♪
まずは、ガイドの選び方から・・・
■使用するガイドの素材は??
ガイドの素材には、①チタン素材、②ステンレス素材があります。
①チタン素材は高価な分、②ステンレス素材に比べ軽量という特徴がありますが、一般的なオリジナル船竿に使用されるグラスソリッド素材は、カーボン素材に比べ元々の自重が重いため、軽量というメリットが活かされないために、②ステンレス素材を使用される方がほとんどです。
特に全長の長い船竿は、ガイド数も多くなるので、チタン素材だと高額になってしまいます・・・泣
■使用するガイドの形状は??
まず、トップガイドはどのタイプを使用すればいいの?
トップガイドはPMNSTを使用することがほとんどですが、カツオ、底物等のヘビーな釣りには、PHNSTが使用されます。
穂先き部分のガイドは、片足ガイド?両足ガイド?サイズは?
アジやサバ、イサキなどのライトな釣りには、先端部分に片足ガイドのPLDBSGの5.5や6のサイズを使用します。
青物などの竿には、先端まで両足ガイドのPLCSGや、PKWSGの6〜8のサイズが多く使用されています。
バット部分のガイドのサイズは?
元ガイド(バットガイド)には、12~16サイズのPLCSG、PKWSGが主に使用されています。
ヘビーな竿には、HBSGが使用されます。
■ガイドのセッティング方法は??
今回、1500mmの元径11mmブランクにガイドをセッティングし、100号のオモリをぶら下げます。
↓トップガイド含め8点をセロテープでセッティングしてみました。
●使用ガイド
PMNST6(トップガイド)
PLCSG6 - 5個
PLCSG8 - 1個
PLCSG12M - 1個(元ガイド)
●1回目ガイド間隔(TOPガイドから)
10cm - 11cm - 13cm - 15cm - 18cm - 20cm - 23cm
糸を通してオモリをぶら下げてみると、ラインがブランクに干渉しているのが分かります。特に先端が。
明らかにガイドが少ないと考えられるため、先端にPLCSG6を1個追加しました。
●2回目ガイド間隔(TOPガイドから)
8cm - 8.5cm - 10cm - 12cm - 14cm - 16cm - 20cm - 23cm
このようにして、ガイドに糸を通して使用する負荷のオモリをぶら下げ、糸とブランクが干渉していれば、ガイド間隔を密にしたり、追加することで、ガイド間隔を短くして調整していきます。
元ガイドは、フロントグリップに干渉しやすいため足の高いタイプのガイドを使用する方も多いです。
今シーズンはオリジナル船竿製作に是非チャレンジしてみて下さい!!
オリジナル船竿はこうやって製作します!!
ガイドセッティング以外の船竿の製作方法はコチラ → https://tackle-net.com/method_making-repair/25/
▼タックルオフ工房スタッフ【岡本】製作のオリジナル船竿動画
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