投稿者名:タックルオフ工房
2023/04/21 閲覧数:1,005
イシグロ津高茶屋店(受け付け担当スタッフ中谷)より、
リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!
こんにちは、
工房担当の福田です。
ご依頼店は、
勢いが止まらない、イシグロ津高茶屋店より、
依頼品は、
「トランスセンデンスのパルチュラ PC62B+」
依頼内容は、、、こちらのセパレートを、
「EVAストレートを使用して、
現状から80㎜延長」です。
今回は、「ロングバージョン」延長仕様で、ご紹介。
このエンド部は、バランサーのオモリが内蔵されているタイプ。
外すには、少し厄介な作りをしている。
エンド部は再利用ご希望。
まずは、EVAを取り除きバランサー上部のアルミを外す、、、
アルミパーツも再利用する為、
キズが着かない様に、一度上部へ逃がしておく。
バランサーとEVAの隙間に、デザインナイフを差し込み、
4・5周程回すと、段々と本体がグラつき出す、
ゆっくりと外圧を掛けて外す。
加工時はこのセンターを保護する様にパーツ組みし、
ビス止めしているバランサーに影響が出ない様に補強。
内部の接着剤の残りも除去。
ワインディングチェックを外して、、
セパレート下部はこれでOK。
次に上部のコルクを外して、
こちらもワインディングチェックを外す。
パイプシートは、
キズが着かない様に2重でマスキングする、、、
本体のブランクは接着する為軽くサンディング、、、
※ブランクのエンド内部に接着剤の残りが見えます。
この残りは必ず取り除いておく、
完成後に、内部で遊ぶ可能性が高く、異音発生のクレームに繋がる。
外側ばかりでなく、内部の様子も必ず見て貫通タイプであれば、
綺麗に内部が円になっているか確認する。
楕円や見にくい場合は異物がある証拠なので排除する。
接着剤の残りは、ブランクをアルコールで炙りながら外す。
ブランク外径が11パイ、カーボンパイプ内径が11パイ、外径が13パイ。
EVAの内径が13パイ、外径が28パイで、加工も無く後は組むだけ。
一度仮組みしてバランス確認。
接着する前に、等間隔でコアテープを薄く巻き、
これをする事で、接着の面の強度を出す。
元の長さが270㎜、80㎜延長して350㎜へ。
バランサー部は、追い継ぎ加工して取り付け。
このバランサーは、エンドキャップを外すと、
バランサー(オモリ)がビス止めされているタイプ。
内側から接着剤が入らない様に、カーボンパイプの穴でセンターを保護し、
内部をコアテープで接着。
ピンボケですが、接着後コアテープの上部の隙間は、
エポキシを流し込み固定と強度出しを行う。
EVAはストレートの取り付け指定、
EVAとバランサー接地面の違和感を無くす為に、、、
(カットしてそのままだと、取って付けましたと安い感じが出てしまう。)
エッジの肩落としを1.5㎜程一周行う、
これだけでバランサーとの取り付け部の違和感が無くなり、
グリップの流れと統一感が出る。
270mmから80mm延長して、指定グリップ間全長350mm完成。
最後にEVAの表面をアルコールで炙り目を整えて完成。
ご依頼店のイシグロ津高茶屋店へ、
定期便にて返送致します。
今回の金額は、、
パーツ金額 2,173円(税抜き)
工賃金額 6,600円(税抜き)となります。
ご参考までに!!
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