投稿者名:イシグロ浜松高林店
2022/11/29 閲覧数:3,685
イシグロ高林店 久保田です。
ガイドの取り付けは、仮止めしてスレッドで巻いていくわけですが、小さいガイドはこの仮止めでさえ、苦労するときがあります。
ガイドセメントやマスキングテープでも止めづらい、止められない場合、活躍するのは、鮎針作成に使うナイロンの根巻糸です。
細い0.2号前後の単線のナイロンラインで、テンションをかけると、伸びてしっかりガイドを止められます。
ボビンにセットして使用します。セラミックボビンがおすすめ。
使い方は根巻糸、ガイド、ブランクをまとめて持ってぐるぐる巻いていくだけ。
止めはハーフヒッチを2回ほどすれば止まります。
あまり足の先まで巻いてしまうと仮止めの意味がなくなってしまうので、真ん中ぐらいまでにしておきましょう。
テンションをある程度かけて巻けばガイドの方向もしっかり合わせることができます。
スレッドなどと違いナイロン根巻糸は単線なので、外すときに変な毛羽が残ったりすることなく外れます。
たとえ、残ったとしてもコーティングすると透明になるので目立ちません。
このように通常のスレッドと同じようにガイドの足すべてに巻いても、コーティングすると透明になります。
チタンティップなどとても滑りやすいブランクに小さいガイドを取り付け、ライトゲームで使用する場合は、メタルロックなどの接着剤と併用して、仕上げにエポキシでコーティングすれば十分に強度が得られます。
試し投げしたい場合は、しっかり巻いて、クリア樹脂などでとりあえずの糸止めコーティングをして試し投げも可能です。
この場合は、あくまでも試し投げまでの強度ですので、注意して取り扱いましょう。ヘビーなもの、投げ竿はやらない方が無難です。
なんとか仮止めできたけど、今度はスレッドが滑って巻きづらい、というときにはイージースレッドです。
こちらはヨリがあまりかかっていないので、ぐるぐる重ねて巻いても平らに仕上がるスレッドです。
滑りにくいので、巻き始めが簡単ですし、緩みにくいです。
通常はガイドの足の先から巻き上げていきますが、重ねても平らになりやすいので、足の根元から巻き下げても巻くことが可能です。最後の止めもハーフヒッチでOKです。
色の種類がプロラップ製より少ないのが難点ですが、小さくて滑りやすいガイド取り付けに非常に使いやすく、ミニクロガイドやUガイドも劇的に巻きやすいです。
是非ご参考にしてください。
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