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ロッドビルディングレポート

投稿者名:タックルオフ工房

2022/05/12 閲覧数:876

イシグロ伊東店より、リメイク・リペア依頼品が入荷しました!!

 

イシグロ伊東店より、

リメイク・リペア依頼品が入荷しました!!

(分類・石突き交換)

こんにちは、

工房担当の福田です。

今回の依頼品は、がまかつ、、

「がま石 ゼクサー H540(元竿のみ)」

 

依頼内容は、、、「石突き交換」

Tプロの石突きSサイズに交換。

 

石突とは、、石鯛竿最大の特徴でもある竿尻の事。

非常に良く見られる所。

大きさ・厚み・幅が重視される箇所でもある!!

特に竿掛けとの相性もありこだわりは必要かと、、、

 これが石突きです。 このフォルムがカッコイイ!!

 

ネジを外して小袋に入れて保管。

今回のネジは1箇所止めですが、メーカーによって2箇所止めや3箇所止めも存在し、

ネジの頭もプラスとマイナスのタイプがある。

大体は1箇所止めがほとんど、気を付ける事はネジの頭を舐めない様に、

しっかりプラス・マイナスのサイズ合うドライバーで外す事。

  

ゴールドの金具は絶対キズを付けられない。

マスキングは石突き側に1㎜のせて保険として幅を取り、

ゆっくりとロッドを回しながらカット。

  

作業の取っ掛かりは、、、

石突きのセンターに穴が開いている事に期待していたのですが穴は無し!!

ドリルで穴を開けます。

ドリル使用!!

バッテリー式のドリル。

メリットは、、、取外し式のバッテリータイプ、場所を選ばず手軽に使用できる。

        予備のバッテリーを数個用意すれば作業効率も上がる。

デメリットは、、、バッテリーを常に満充電する事。

         充電をさぼると、なかなか満充電にならずに本来の機能に支障がでる。

                         バッテリーにより手元が重くなりバランスが悪い。

 

電源式のドリル。

メリットは、、、コンセントがある場所など制限はあるが、

        長時間安定して使用できる。

        バッテリータイプに比べると軽量なので手元のブレが少ない。 

      

デメリットは、、、コードがある為移動が多い作業には不向き。

         電源箇所の確保をしなければならない。

 

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回転系工具の作業注意点は、、、

長袖の場合は手元の袖をまくる、巻き込まれる様な物が近くに無いか確認。

ドリルや旋盤機は回転の音が重要。

しっかり固定されていると一定の音や振動で判断出来る。

逆に不安定な固定の場合音が一定でなく、

ノイズが混ざる「おかしい」と思ったら確認して締め直す。

使用していると必ず緩むので再度締め込む作業をする。

これで大半は事故やケガが防げる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回は長時間使用するので、

こちらの電源コードタイプのドリルを使用します。

ドリルは5パイからセンターに穴を開ける。

段々とドリルの太さを変えて穴を広げていく。

一気に太いドリルで開けるとブランクなど変形する可能性があるので、

1パイ毎にドリルを変えて順番に作業をした方が無難。

  

10パイ以上の大きさは、旋盤機用ドリルを使用。

     11、12、13パイ         14、15、16パイで穴を広げる。

 

ドリルの回転熱で残り内部を簡単に外せると思っていましたが、

外れないので木を割ります。

これ以上ブランクに近いと色々と危険なので、ここから慎重に、、、

  

残り内部木片の年輪(模様)を確認し、

年輪の広い箇所からマイナスドライバーを立ててトンカチで軽く打ちます。

ドライバーが刺さればそこから少しずつ破壊する。

硬く弾かれる所は避けてドライバーが刺さる箇所をブランクの口回りを1周探る。

何箇所か差し込める位置を見つける事ができたら、

ブランクを回しながらその箇所に少しずつ打ち込んで破壊する。

一気に差し込むとブランクにキズが着くので、様子を見ながら内部の木片を剥がす。

人工加工物はほぼ強度が一定しているが、

木製品など天然加工品は、強度の強弱が必ずあるのでそこを破壊の突破口にする。

 

綺麗に木片も除去し内径を測る、、、20.9パイ

 

伊東店へ連絡し20パイと21パイを送ってもらう。

ブランクの入り口が広くて奥が狭い場合もあるので2種類送ってもらいました。

 

21パイを少し削り内径に合わせます。

センターの穴は4㎜。

  

ドリルの4㎜をセンターに打ち込んで、、、

  

ドリルを旋盤機に噛ませる芯材にします。

  

削り加工後、差し込み確認、、、ピッタリ!!

  

左右バランスと多方向から見て位置を決める。

2液性のエポキシボンドでしっかり接着。

 

最後のシメは、、、ネジ入れ!!

力任せにネジると内部の木が割れるので、数回ネジより細いスクリュードライバーで、

穴を軽く開けて負担を軽減しておきます。

  

しっかり根っこまで締めて完成!!

ご依頼店のイシグロ伊東店へ、

定期便にて返送致します。

今回の作業金額は、、、パーツ 石突き 2,500円

           工賃   3,000円となります。


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