「SWG・BG72スパイラル」　　　　　　　　　　　　「レイヴン98M」　　　

　イシグロ伊東店より、

　　　　　　　リメイク・リペア依頼品が入荷しました!!

　　　　　　　　　　　　（ガイド交換、リアエンドカット、バットエンド交換）

　こんにちは、工房担当の福田です。

　　　今回も伊東店より、　

　　　「４本まとめリメイクの第2弾」です!!

      　「レイジングブル100XR-1」                            「ワイルドブレーカー103HS」

　

順番と依頼内容は以下！

1本目は、、、　　「ワイルドブレーカー103HS」

依頼内容は、、、①リアグリップ4cmカット、バットエンドキャップ（BRC）取り付け。

2本目は、、、　「レイジングブル100XR-1」

依頼内容は、、、①リアグリップ6cmカット、バットエンドキャップ（BRC）取り付け。

　　　　　　　　②6G（元上ガイド）の曲がりを矯正後、再度同じ飾り巻きで取り付け。

3本目は、、、　「SWG・BG72スパイラル」

依頼内容は、、、①現行のガイドを外して、キャスティング用ガイドを取り付ける。

4本目は、、、　「レイヴン98M」

依頼内容は、、、①バットエンドから浸水する為、エンドを類似品に変更。

　　　　　　　　②元ガイド接着剤跡を除去し、再度ガイド取り付け。

　　※今回も、作業工程や軽度なリメイクから取り掛かっていきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

　　　　　　　　　作業開始!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1本目　「ワイルドブレーカー103HS」

　　

依頼内容は、①リアグリップ（EVA）4cmカット。

　　　　　　②バットエンドキャップ（BRC）取り付け。

EVAのカット時は、

必ず刃先の交換は必須です。

断然切れ味が違う！！！

　

マスキングテープに沿って刃先を入れて切ります。

パカッと綺麗に切れる!!

　　　

綺麗に出来るのは、

道具のおかげ。

古いBRCのゴムキャップは、デザインナイフでは厚みがあり過ぎるので、

太刃の大型カッターで削り飛ばしていきます。

けっこー力がいる作業なので、刃先の進行方向に手を置かない様に注意!!

　　　

①リアグリップEVA40㎜カット終了!!

　

②バットエンドキャップ（BRC）取り付け。

EVAのエッジの面取りをして安定させます。

　　　　　

削りたい分のエッジを出し、余分に削れない様にマスキングで保護。

後は一定方向から手研ぎで削り、エッジ面を整えます。

コアテープを貼り、BRCを接着して完成。

　　　　

EVAのエッジ面の整えは、

手研ぎでも十分綺麗に出来ます。

一定の角度と削り幅をしっかり決めて削ります。

　

1本目、、、、ワイルドブレーカー103HS　完成!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2本目　レイジングブル100XR-1

　

依頼内容は、、、①リアグリップ6cmカット、バットエンドキャップ（BRC）取り付け。

　　　　　　　　②6G（元上ガイド）の曲がりを矯正後、再度同じ飾り巻きで取り付け。

①EVAグリップ部6cmカット後、BRC のゴムキャップを付けます。

　➔　

マスキングに沿ってデザインナイフの刃先を入れて、、、剥く。

　　

下地を研磨して綺麗に処理。

　　

ブランクカット!!

　　

BRCの接着!!

カット前の長さがエンドからシートエンドまでが45㎝、

EVA6cmカット後エンドからシートエンドまで39㎝で①は完了!!

➔ 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

②6G（元上ガイド）の曲がりを矯正後、再度同じ飾り巻きで取り付け。

純正の6G（元上ガイド）は、逆付けされています。

物差しをリング面に合わせ傾斜具合を確認。

お客様からのご要望は、

「出来ればリング角度を垂直にして欲しい」との事。

曲げる事しか出来ませんが、

フレーム曲げは後で頑張ります。

　この傾斜角度を、、、　　　　　　　　　リング角度を垂直に、、、

　➔　

先にガイドを外して、下地のスレッド巻き！

　　

　　

・・・・・・・・・・・・スレッドを剥がし・・・・・・・・・・・・・・・・・

　　　　　　　　下地が汚いので全てやり直します。

・・・・・・・・・・・・スレッド巻き直し・・・・・・・・・・・・・・・・・

飾り巻きは、純正と同じ。

　　

1回目のコーティング後、研ぎ出しを丁寧に行い、、、

      

2回コーティングして土台の完成!!

ガイド!! フレーム曲げ、、

ブランクに対してガイドリングを垂直位置にする、、、。

頑張ってフレームをゆっくり曲げました。

フレームの形状も曲げやすかった事も手伝って、

何とか90°近く曲げる事が出来ました。

他のガイドだったら出来ないと思う、、、

　　

メタリックレッド使用。

純正と同じ様に下巻きをして、

ダブルスレッド巻き。

　　

スレッド巻き完成➔コーティング完成

➔➔

2本目、、、、レイジングブル　100XR-1　完成!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3本目、、、　「SWG・BG72スパイラル」

　　

依頼内容、、、①現行のガイドを外して、キャスティング用ガイドに変更。

キャスティング用のガイドは、全て片足ガイドになるので、

元ガイド（ダブルフット）取り外し跡の作業を紹介して行きます。

　　

ガイド位置、スレッド巻き幅、数値を確認後、

全ガイド外し。

　　

外し跡の処理、、、

　　

　　

元ガイドの跡消し作業に入ります、、、プラバン用意。

　➔　

いつもの様に、熱してからエポキシを削り、、、

　　

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回の秘密兵器は、、、

　　　このモノタロウのコンパウンドで、攻めます！

工房で使用しているこの3種類。

仕上げ用超微粒子2000番　　　　極細液状　1200番　　　　超微粒子液状　3000番

➔➔

仕上げ用超微粒子　2000番　　無糖のヨーグルト見たいな感じです。

　

極細液状　1200番　　　プルプル感が半端ない、、ちょっと両方とも出し過ぎてしまった。

　

1200番で表面を先に処理してから、

目の細かな2000番で仕上げます。

3000番は、今回出番は無し。　2000番と1200番で事足ります。

　　

　ブランクの表面変化しています。　分かりますか！！！

極細液状と、仕上げ用超微粒子を使い分けながら仕上げると、、、

こんな感じです、、ブランク表面に映った光のスジを見てもらうと分かりやすいです。

①光のスジが安定していない。　　②スジの粒子が粗い。　　　　　③スジの安定と艶。

　　

ブランクの表面処理完成!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

　　　　　　　　　　　　　　T2　ガイド取り付け！

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

トルザイト・T2ガイドを使用しての全ガイド交換。人気上昇中!!

コンスタントに交換注文を頂いているガイド!!

仕上がりもブラック基調でロッドが引き締まり、

　　マッシブ感がアップ!!

今回完成後のT2ガイド使用のロッドを見て、

もっと交換するお客様が、増えるのでは・・・期待大!!

毎回ロッドの全長を、

お見せ出来ないのが心苦しいです。　

　　

取り付けるT2ガイド　　　　　外したガイドは返却準備。

　➔　

元ガイドのKWが、、、、、、、、こちらのT2-KLTG16H片足に変更。　　

　➔　　

下地が綺麗になったブランクに、

スレッド巻き完成。

　

生産上がりのTOPがやっと入荷!!

これでフルガイド交換が完了!!

　　

海で使用されるので、全体的にコーティングは厚みを持たせ、

ガイド脚根本にしっかりエポを入れました!!

　　

　　

ボケていますが、、、こんな感じ！

全体的に、ボディがラメ・グリーンの膨張色に対して、

スレッドとガイドカラーがブラック、

バランス良く引き締まった感じが出ています!!

3本目、、、SWG　BG72スパイラル　、、完成!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

　ラストロッドは、、、！！

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

4本目、、、「レイヴン98M」＃2のみ。

　

依頼内容①は、、、バットエンドから浸水する為、エンドを類似品に変更。

　　

依頼内容②は、、、元ガイド接着剤跡を除去し、再度ガイドの取付け。

　　

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

依頼内容②、、、元ガイド接着剤跡を除去し、再度ガイドの取付け。

「ガイド根本のエポキシが緩んだ・エポキシが割れたので瞬間接着剤を差した」の状態。

瞬間接着剤は、エポキシなどの様に熱して剥がす事が出来ない非常に厄介な接着剤です。

瞬間接着剤用の「アロン剥がし」などありますが剥がし剤を掛け過ぎや、

擦り過ぎで塗装の剥がれや、コーティングのダメージが発生し易いです。

接着剤のリムーバーは、容量と用法が難しいので注意!！

エポキシの割れや、コーティングの剥がれは、

巻き直し後、再度エポキシコーティングをお勧めします。

　

「瞬間接着剤のさし過ぎ・液垂れ」の状態。　　　

勢い良く出し過ぎた！　さし過ぎて液垂れした!!　など、

瞬間接着剤のあるある状態です。

使用する前に、新聞紙などで液体の出方を確認後、

力の加え方を調整しながら使用。

　

今回は、

「この状態をどこまで綺麗に出来るか？」

で仕上がり具合が決まります!!

キズが無く、ブランクにそのまま掛かっているなら、

コンパウンドで処理出来そうです。

まず、ガイドを外して、エポキシを取り除いた後の残りが瞬間接着剤です。

　　

表面のエポキシは、擦り取れていますが、

残っているのが～とれん！

これ以上擦るとキズになる!!

ここからは、

修行の如くコンパウンドで、

ただひたすら磨きます。

　　

液状コンパウンド、1200番で擦るべし!!

元のエポキシ跡にそって、瞬間接着剤の白い跡が見えます。

あと、もうひと頑張りで消せるぅ！

　　

ほぼ消せたので、片足ガイドの取付けをしてコーティングします。

　　

コンパウンドで細かな小キズも処理出来、（ガイド位置前後だけですが、、、）

見栄えも元通り!!

　

これで依頼内容の②は完成!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

依頼内容①、バッドエンドから浸水する為、エンドを類似品に変更。

　マタギパーツのFBCⅣ15が一番形が近く、

加工しやすいのでこのパーツを使用します。　　　　　　　　

　➔　　

エンブレム部品は今回使用しないので、

同型に削り作業をします。

　

エンド部をカット。

　　

浸水の原因は、、、。

エンブレムのシールが少し浮いている事で、

浸水しやすくなっていました。　　（エンド底面の白い箇所がめくれて隙間が出来る。）

　➔　

ブランクを綺麗にして、、

　

片軸で削るのでブレが発生しない様に、

固定と回転バランスを気をつけます。

　　

後は径を測りながら削るだけ、、、

　　

エンドのフタが無い形状となるので、

大体同じEVAのエンドとなりました。

　

2㎜半ほど長いのでブランクをカット。

　　

そして、接着!!　　　　アルコールで表面を炙って終了!!

　

これで依頼内容①が完成!!

　

4本目、、、レイヴン　98M、、完成!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以上で依頼品4本分が完成しました!!

 

　ご依頼店のイシグロ伊東店へ、

　　　　　　　　　定期便にて返送致します!!

---

釣り大好きスタッフが集めた新鮮な釣り情報がいっぱい！釣果情報新着一覧はこちら！

---

イシグロ店舗スタッフ発！さまざまな情報の新着一覧！店舗ブログはこちら！

---

イシグロ店舗へのアクセス・営業時間のご案内や店舗発信の新着情報各種はこちら！

---