タックルオフ鳴海店より、

　　　　　　　　リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（分類・グリップ延長）

　こんにちは、

　工房担当の福田です。

　今回の依頼品は、　シマノの、、、

「ワールド

　　　シャウラBG1954」です。

　　

　依頼内容は、

　　　「エンド部からのグリップ延長」です。

　　

　　仕様パーツはこちらの、、、3点を加工して作成します!!

　　　

　純正のエンドキャップを外して、ブランクの外径と内径を確認。

　接着剤のカスはブランクを炙れば簡単に取れます。　こんな感じに！ ⇩

　　ブランクの外径確認！　　　　　　　　　炙ります！　　　　　ポロッと外れます。中に押してはダメですよ！

　　　

　　　　　　　　再度外径と内径の表面を確認!!

　　　　　　　汚れていたり、接着剤の残りが無いか確認します。

　　　　　　　　汚れていたり、接着剤が残っていると、

　　　　　　　接着後に内部剥離を起こす可能性があるので、

　　　　　　　　　特に接着面の処理は確実に行います。

　　　　

　　延長カーボンブランクを差し込み、位置・長さを決めて延長カーボン表面を、

　　荒い紙ヤスリで削り接着剤の強度（喰い付き）を上げる作業をします。

　　　

　　　　　　エポキシで接着し、コアテープの面を合わせます。

　　　

　延長カーボン取り付け後、

　純正のバットブランク外径に合うカーボンとエンドキャップを仮り組します。

　　　

　　継ぎ足し分のカーボンパイプは、内径・外径・全体に荒削りを行います。

　力が掛かる所なので、隅々まで接着剤をたっぷり塗ってブランクを入れます。

　※その時はみ出した接着剤は、拭き取らずにそのまま硬化!!

　　　　　隙間と段差処理を余分な剤で利用する為です。

　　

　　　　　　しっかり硬化したら再度荒めの紙ヤスリで、

　　　　　　継ぎ足しブランク全体をヤスリ掛けします。

　　　残したエポキシが隙間を埋めて綺麗に段差を消してくれます。

　　　　残っていた塗料のムラも丁寧に削り下地処理完了!!

　　　　下地処理も終わり後は接着待ち!!

　　　　　※隙間を埋めたエポキシで綺麗に表面処理出来ました!!

　　　　

　　　EVAを旋盤機で削っていきます。

　　　

　　仮り組みして純正のEVA幅や質感、握りの感覚を確認。

　　

　削ったEVAのヘリ（肩落とし）を再度調整削りを行い完了となります。

　　　　　　　※肩落としも角度を確認しながら、約1.5㎜落しました。

　➔　

　　　　EVAを接着して、後はエンドキャップの接着。

　　　コアテープ内径に合わせて接着剤がしっかり入る様に、

　　　　　　山と谷のメリハリをつけ接着します。

　　　

　　　　　削り出したEVAの表面は、目が一定では無いので、

　アルコールランプで表面を炙る事により、目をしっかり立たせる事が出来ます。

　　➔　

　作業も終了し、

　　　　　　カッコイイ!!

　　　　　　グリップに仕上がりました!!

　　

　グリップ延長も無事完成しましたので、

　依頼店のタックルオフ鳴海店へ

　　　　　　　　　　　　　　　　　定期便にて返送致します!!

　　　

　　　

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