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ロッドビルディングレポート

投稿者名:タックルオフ工房

2021/03/03 閲覧数:2,720

AJストリーム チタンティップ取付 SONEカスタム作成!

こんにちは。

タックルオフ工房の曽根です。



店頭やオンラインショップの在庫が少なくなるとやってくる、

チタンティップ取付依頼が入りました!


いつもは30本程まとめてきますが、今回は10本ほどで助かります(笑)

この数なら1日あれば余裕で完了です!



すでにブログや動画で紹介していますので、今回はさらっと手順をおさらいしましょう。




旋盤機にダイヤモンドヤスリをセットし、ティップの内径を削ります。

AJストリーム53のティップは1cm程カットして処理してます。

熱を持たないように、削っては水で冷やしを繰り返して削ってます。



チタンティップは元々逆テーパーになっている、

弊社オリジナルの「2段テーパー穂先」を使用してます。

基本は加工せずとも使用可能です。

しかし、ティップの内径加工をより簡単にするため、また接着剤の足付の為に軽く削ってます。



旋盤機での加工は荒削りで、その後は手作業で微調整をしています。

私は旋盤機用のダイヤモンドヤスリと、手作業用の鉄鋼ヤスリ2本の計3本を使って処理してます。

弊社のチタンティップを取り付ける時に使用する場合は、この3本と決めています。



しっかり奥まで差し込むことができるようなったら、メタルロックで接着。

最も真っ直ぐになる位置で取り付けます。



接着できました。

私は基本的にチタンティップとブランクのつなぎ目に、ほぼ段差のできないような処理をしています。

勿論ブランクによって変えることもありますが、AJストリームではこれを基本で処理してます。



このまま販売しますと、ブランクを曲げただけでつなぎ目が裂けてしまいます。

その為、カーボンロービング材で補強します。



エポキシを染み込ませて・・・



テープで巻きます。

今現在使用しているのは、モノタロウさんの「フィルムマスキングテープ」というものを使用してます。

テープ自体がよく伸び、しっかり圧着できるのと、剥がした時にまったく糊が残らないのが使い易いです。

しかも格安です!



そのまま1日硬化させてもいいですが、60度くらいの温度で1時間くらい温めておくと固まってくれます。

レフランプ等を使用すれば、熱を加えることが可能です。

その後表面を研磨して平らにしたのち、ウレタンクリヤーを筆塗りして軽く艶を出しています。

エポキシでもいいですが、厚くなりがちなので、硬化するにつれ痩せてくれるウレタンを使用してます。

まあガイド付けちゃえば隠れるところなので必要ないですが、売り物の状態では下のブランクとの統一感が

あった方がいいですから、このようにひと手間加えてます。

上の写真が完成形となります。



その後はティップ部分を360度曲げ曲げして破損しないことを確認。

更に竿をこれでもかとブンブン振り回して強度チェックをします!




後は袋詰めして出荷となります。



詳しくはブログと動画で紹介しています。

興味のある方はこちらからご確認くださいね。


イシグロブログ

https://tackle-net.com/method_making-repair/26/



富士工業さんとのコラボ動画

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