投稿者名:タックルオフ工房
2021/02/23 閲覧数:1,568
タックルオフ沼津店より、
リメイク・リペア依頼品が入荷しました!!
分類(グリップ加工・コルク継ぎ足し)
こんにちは、工房担当の福田です。
今回の依頼品は、こちら・・・ソウルズの
「トラウトファイナリスト
・アヴァンギャルド」
Aクラス 84MHS です!
依頼内容は、
「部分コルクの継ぎ足し延長」です!
今回は、
作成途中の部分的なリメイクの依頼を受けました。
依頼箇所以降は、お客様が作成されます。
たとえば、
「途中まで作成して下さい!」とか、
「途中からご自分でやります!」など、、、。
作成過程の繋ぎとして、
工房をご利用して頂ければ幸いです。
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(ガイド・ロッドのコーティングの場合)
本格的にロッドメーカーを購入してまではちょっと、
自宅にスペースが無い、ペットがいる、湿気がこもる、
匂いが耐えられない、など色々な事情もあるが、
ロッドメイキングには興味がある方は、
合同作業をおすすめします!
例:「スレッドを巻くからコーティングして欲しい!」とか、
逆に「コーティングして見たいからガイド巻きして欲しい!」など、
お客様のご都合は様々なのでメイキングの足掛かりとして、
ご利用下さい!!
(各店スタッフにご相談下さい。)
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カットの寸法取り、パーツ面の確認!!
コルクを継ぎ足して、
バットエンドを含まず295㎜で作成依頼となります!
コルクの断面をカットします。
デザインナイフの刃先を必ず交換して仕様し、
マスキングテープに沿って刃先を入れます。
ゆっくり押し込んでいくとブランクに当たります。
当たったら手前に戻し、また切って押すの繰り返しで、
コルクを1周してカット終了となります。
カットした余分なコルクは、
ゆっくりとブランク側に力を加えれば剥がれます。
コルクの延長パーツを合わせて、断面の段差が気になる所を調整します。
ブランクの塗装を剥がします。
今の状態ではパイプシート接着時、保持力のある接着が出来ないので、
下処理として塗装剥がしを行います。
丁度この剥がす場所は、パイプシート下となるので、
コアテープをしっかり巻ける下地を作って、
お客様にお渡ししたいと思います。
後は、お客様がお持ちのパイプシート内径に合わせて、
コアテープを巻いて頂き、接着すればグリップは完成です。
下地処理は、これでOK!
指定サイズの295㎜に合わせます!
1.5㎜程カットして完了。
カット断面を仮合わせして見ます。
合わせ面も丁度良いのでこのまま使用します。
コアテープを巻いて接着します。
耐水ペーパーは、600番➔800番➔1000番で終了!
コルクカット断面の上下を含めて全体的にペーパー掛けをして、
段差をボカシていきます。
継ぎ目が分からない位までの処理は出来ました。
目抜けの処理をします。
目抜け部以外でも爪楊枝で押して柔らかい箇所、
古いコルクペーストを掘り起こします。
その時気持ち深く掘り、
新しく埋めるコルクペーストの保持力アップに繋げます。
上から押して柔らかい所は、掘り起こして新しいコルクペーストを埋め込みます。
➔
コルクペーストは、乾燥後若干白っぽいので、
本体からカットしたコルクパーツを元に色合わせを行います。
➔
コルクの端材をペーパー掛けします。
コルク粉を小皿に入れてコルクペーストと混ぜます。
グリップ本体のコルク色に近くなる様に、
コルク粉と水を加えながら調整します。
コルクの粉と水をあまり混ぜると、
コルクペーストの強度も低下する可能性があるので、
この辺で終了し本体に塗り込みます。
若干粘度がアップし水分も多いのでヒートガンで水分を飛ばしながら、
強制的に盛り合わせと乾燥を進めます。
コルクペーストを少し多目に盛って乾燥を待ち、
ペーパーで余分なデコボコを削り取ります。
色合わせを行いましたが、
コルクペースト成分の為か、コルク粉を混ぜた時は、
近い色になりましたが、乾燥したら若干色が付いた程度でした。
結果は、成功の反対かな・・、
以上で依頼内容まで完成しました!!
後は、お客様にお任せします。
焦らず自分のペースで完成させて下さい!!
コルクの目止めも処理出来ましたので、
依頼店のタックルオフ沼津店へ、
返送致します!!
後は、お客様へお任せ致します!
頑張って下さい。
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