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ロッドビルディングレポート

投稿者名:タックルオフ工房

2020/10/01 閲覧数:1,906

イシグロ中川かの里店より、リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

  

 イシグロ中川かの里店より、

  リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

 (複合リペア、ガイド交換、リールシート移動、収縮チューブ、肘あて取付)

  こんにちは、 工房担当の福田です。

 今回依頼品は、

      こちらの・・・、

  「飛竜クロダイT-53UM・F」です!

  

今回の依頼内容は、・・

   ① 純正ガイドを外してIMガイドを取り付けます。

     計6個をIMガイドに交換!!

    

   ② 純正リールシートを1.5㎝上部へ移動、

  シート下からゴムエンドまで収縮チューブを入れます。

     

  ③ 黒鯛工房の肘あてを指定位置に取り付けます。

     

            

      以上この3点の作業を実施!!           

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     それでは、

     ①のIMガイド交換から!

     

  純正ガイドを外して、ガイド固定位置の外径を測り、

  数値の近いIMガイドをチョイス!

  一度ガイドを組んで見てバランスの調整をします。

   

  指定個数分を組み、純正ガイドは袋に保管。

       

   ・・・・・ 追加作業の提案・・・・・・・・  

   

  IMガイドを取り付けた所、

  元竿の固定ガイドとの高低差が発生!

  お客様に作業内容の説明と追加作業に伴い、

  発生する料金のご了解、ご了承も頂いて作業続行!

  

  

   元ガイドの交換をさせて頂きます!

   

  おすすめガイドは、

   T-KWSG 10サイズを取付けます。

  T-KWSG12だとバランス的にガイドが大ぶりになり、

  ブランクとIMガイドとが不釣り合いになる為、

  サイズを下げてT-KWSG10を取り付けます。

   

   純正の元ガイドを外して下地を綺麗にします。

  

  スレッドを巻きコーティングの厚みで、高さを調整してIMガイドの

  ライン位置まで合わせたいと思います。

  

  下地コーティングを2度行い、乾燥後Kガイドをスレッド巻します。

  

  スレッド巻後、ガイド位置とスレッドの目を揃えてコーティングを実施!

  

  後は、遊動IMガイドを定数分サイズを合わせて完了となります。

  

     ここまで、 ①の作業は完了しました!

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  ②プレートシートは、

  現位置より上位1.5㎝アップさせ、

 下に熱収縮チューブをゴムエンドまで入れます。

   ※細かく指示がされているので注意して作業を進めます。

   

 プレートシート中央のダイワ名盤を外し、脚を止めてあるスレッドも除去。

  

  

  プレートシートを外して、下地処理をします。

  

  ブランクにこびりついているエポキシを丁寧に剥がします。

  全部剥がす事は難しいので、収縮チューブを被せるのに、

  表面の凹凸が出ない位まで処理をします。

 

 ブランク表面を触り、多少ザラつきが残っていても、

 エポキシ残骸の凹凸が無ければ、熱収縮させても支障はありません。

   

 ロッドが細いので、こちらもラバー径が細い25㎜を使用。

 フロントの商品ロゴ下に、被らない様に位置確認します。

 指定の長さは、エンド部のゴム口付近までチューブを入れます。

 

  

 

 縦にも若干収縮するので、こちらの方が長さの見極めが難しいです。

 

 ある程度感を働かせて、予定位置より少し長目に収縮させます。

 

 収縮前にチューブの切り口を揃えて切っても、

 熱収縮は均等にならず、必ず歪みが発生します。

 そこで、歪みが出ている端部をカットします。

 必ずデザインナイフの刃先は新品に交換します。

   

 カットする位置にマスキングテープを2周巻きます。

 端のゴム部を引っ張りながら、デザインナイフでゴムだけを切って行きます。

 変えたばかりの刃は良く切れるのであまり力を入れず、

 添えあてがう様に、マスキングに沿って動かすと上手く切れます。

 (ブランクに触れない様に)

 その動作を上下のゴム端に行います。

 

 プレートシートを指定位置、元の位置より上部に1.5㎝移動し、

 スレッドで巻き上げて行きます。

 

 収縮チューブの切り口から、巻き始めたスレッドが崩れない様に、

 エポキシコーティングをします。

 後から綺麗に仕上げるので、今は固定を先行させた作業となります。

 

 上記分乾燥後、2回コーティング後シートセンターの名盤を取り付けます。

  

  ここまで、 ②の作業は完了しました!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  ③黒鯛工房の肘あてを、

     指定位置へ取り付けて行きます。

   黒鯛工房の肘当ては、人気がありますね!

 カーボン素材で軽く、肘を当てがっても違和感無くフィットします。

 取付けの注意点として、

 ・キズが着きやすいので、取り扱いに注意!! 

   ぶつけると割れる・折れる。

 ・スレッドを巻くつま先が丸い、

  巻く幅が短いなど若干の加工と工夫が必要となります。

 

  

 製品のつま先は丸っこく、ブランクと合わせても段差が大きい事が伺えます。

 この状態ではスレッドが巻き難いので、つま先を丁寧に削ります。

 

  

 機械で削ると早いですが、削り過ぎてしまう可能性がある事と、

 削り面が雑になり易いので後処理が必ず発生します。

 この作業に関しては、ヤスリでの手研ぎ作業を丁寧に行う事が大事です。

 

 作業前に肘当ては、マスキングテープで一応3重巻きします。

 ヤスリ掛けで、ヤスリの先が流れる方向は特にテープは厚目に!!

 過去の経験から保険作業は必ずした方が安全です。

 ※ヤスリ掛けは、力が入ると必ず意図しない方向へ流れます!

  カーボン表面をガリッたらアウトです。

 

  削る方向は一方通行で行います。

 上から下へ、が基本動作です。

 下から上の動作は、折角作っているエッジを削る事になり、

 丸っこいままになるので、下方面からは削らない様に!

   

 指定位置の確認と、スレッド巻幅を確認して巻き上げます。

     削り作業の効果はこの時に出ます。

 スレッド巻きも、段差がほとんど無く綺麗に巻き上げる事が出来ます。

 

      2回目のコーティングを掛けた状態です!

    

  コーティングも完了!バットゴムも脱着式!

  収縮チューブのカット面でしっかり合わせました。

   

  以上で、 ③の作業も完了しました!!!

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 作業が完成しましたので、

 依頼店のイシグロ中川かの里店へ、

              定期便にて返送致します!

 


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