イシグロ彦根店より、

　　　　リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

　　　　　　　　　　　　　　（分類ガイド取付け）

　  　 こんにちは、

　  　 工房担当の福田です。

　　今回の依頼品は、

　　「ＢＪイカダ　メタルチューン140」です！

　　依頼箇所は、「メタルトップのガイド取付」です。

　　　　・・・今回はこちらの穂先が主役です。・・・

　　　　

      取付個数は、ミニクロガイドが3箇所!!

　　　ＴＯＰガイドと＃1-1Ｇと、＃1-4Ｇの3箇所となります。

　　   

　　穂先最大の特徴は、

　　　　「スーパーメタルトップ」です！

　　　スーパーメタルトップとは、超弾性チタン合金をソリッド構造にし、

　　　　高い感度と柔軟性を実現した次世代穂先。

　　　　カーボンソリッドでは、不可能な手に響く感度をそなえながらも

　　　　高いクッション性と食い込みを実現した穂先です。

　　　　（グローブライドカタログのうんちく参考にさせて頂きました。）

　　　　この文言だけ読んでも、おーっ！すごい!!　となるのです！　　　　　　　　　　　　

　　　チタン合金は、上記でもご紹介した通り素晴らしい素材ですが、

　　　接着と塗装に関しては、通常使用している物はほとんど受け付けません。

　　　接着に関しては、このチタン、ステンレス、炭素繊維専用の、、！

　　　「メタルロック」　を使用します!!

　　　

　　トップガイドを差し込み接着する時は、

　　　　このメタルロックを使用します。

         注意事項として、

　　　メタルトップを使用したロッドは、

　　　取り扱いに気を付けないと、

　　ガイドの根崩れを起こしやすいので注意！

　　　　タックルオフ工房では、

　　　現在チタンの穂先にガイド巻きを使用する時は、

　　　鮎のバラ針を結ぶ根巻き糸の、

　　ナイロンラインを使用しています！

　　　※普通のナイロンラインは、表面コーティングが施されている為、

　　　　チタントップの巻き糸には使用出来ません！

 

　　　鮎用の根巻き糸を使用すれば、

　　　チタン金属による地滑りがほとんど起きません!!

　　　　　　かなりおすすめ商品です！

　　　　　　　　　　　⇩

　　　このボビン糸は、鮎の掛け針を巻く根巻き糸です。　素材は、ナイロンです！

　　　　

　　　イシグロ店舗内（一部除外） 「鮎コーナー」の、

　　　根巻き糸のエリアに各メーカー毎に販売しております。

　　　※（申し訳ございませんが一部のイシグロ店舗は、鮎用品を取り扱っていない店舗もあります。）

　　　

　　　各メーカー毎に種類も豊富にあります。

　　　　　一部ですが、左からオーナー、ガマカツ、カツイチです。

　　

　　　

     　  それでは、ガイド巻き作業に取り掛かります。

　　　ミニクロガイドの脚部は、ダイヤモンドヤスリで丁寧に削ります。

　　　小さいからと言って適当に削ると、

　　　スレッドの乗り上がりと土台の形に影響します。

　　　通常はミニクロガイドは半分にカットしますが、

　　　今回はナイロンを密巻きし保持力（摩擦力）をアップする為に、

　　　そのままの長さを確保してストロークを稼ぎます。

　　

　　

　　ガイド根本からナイロンで密巻きをしっかりします。

　　　　ガイド位置も確認してから1回瞬間接着剤を打ちます。

　　　乾燥後、エポキシコーティングをして少し肉盛りをして調整します。

　　　　朱色は、ウレタン2液性タイプを使用します。

　　

　　ウレタン塗料は1：1の割合。少量の場合、爪楊枝の頭で1滴ずつ配合して、

　　　塗料を混ぜてから朱色を塗ります。

　　　

　　Ａ液Ｂ液の量が少ないので、

　　　カクハンはしっかり行わないと塗装後、剥離などが起こるので注意。

　　　乾燥が早く粘度もあるのでゆっくり塗っていると筆離れが悪くなるので、

　　　ピンポイントで素早く塗ります。　

　　

　　　　上手く塗れたのでしっかりと乾燥待ち。

　　　

　　＃1-4Ｇも糸巻きコーティング後、ウレタンブラックの塗装をします。

　　　

　　　　　無事乾燥も完了しました！

　　　

　　チタントップを、使用されているロッドが増えています。

　　　上記の修理内容は、これから増えていくと思います。

　　　気になるお客様は、イシグロ、タックルオフへご相談下さい!!

　　

　　依頼店のイシグロ彦根店へ、

　　　　　　　　　　定期便にて返送致します！

　　　

---

イシグロ店舗へのアクセス・営業時間のご案内や店舗発信の新着情報各種はこちら！