タックルオフ中川かの里店より、

　　　　　　　　　　　リメイク・リペアの依頼品が入荷しました！

　　　　　　　　　　　　（分類・グリップ交換）

こんにちは、

工房担当の福田です。

今回の依頼品はこちらの

「サイドワインダーHGC-70HFのグリップ交換」です！

　　お客様のロッド、

　　「サイドワインダーHGC-70HF」の、

　　　　　　　　　　　　　　　　　ストレートグリップを・・・！

　⇔　

　　　　　　↓　　　　　　　　↓

　　かの里店よりお借りした、

「サイドワインダーHGC-65HR/GP」のグリップの様に、

　　握りのセンター部にシェイプを入れて加工します。

⇔　

EVAを破壊する前に、

パイプシートにキズが付かない様、

厚めにマスキングしておきます。

　　

デザインナイフで、2本切れ目を入れて、

ドライバーでゆっくりと剥いて行きます。

　　

残りカスは耐水ペーパーの400番か600番位で、

全体的にならして表面を整えます。

・・・今回使用するパーツは、こちらの3点です。・・・

　　1点目　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2点目

　　コルクエンドキャップ　　　　　　　　　　　　ストレートEVA

　　REC-30RC17                                           HTE42715K

　　　　

　　　　　　3点目は、パーツ発注中！　入荷待ちです。

EVAを旋盤機で、サンプル品の様に、

シェイプさせて行きます。

サンプル品の一番低い所、沈んでいる所が削りの中心となります。

中心位置を確認（長さと径）大体で位置付けし後から微調整します。

中心から外側へ流す感じで削ると大体同じ様になって来ます。

　　

・・・・グリップの削り加工はこれで完了となります。・・・・

　　　　

　　　パーツの3点目が入荷しました！

　　マタギさんの　FBC-VRが入荷！

このアルミパーツをコルクエンドキャップの上に付けます。

グリップEVAの調整カットの時、

FBC-VR分の内径分の厚みをカットして、

内部に入れるあんこを作成し後から接着となります。

　　　　

こんな感じになります。

後は順番に接着するだけです。　

ブランクにコアテープを均等に貼り接着します。

ゴミ箱の近くで行い、すぐ拭ける様に、

アルコールを付けたティッシュを用意します。

リメイク、リペアの作業で、

一番緊張し怖い作業がこの、接着です。

5分間エポキシを使用しています。

主剤、硬化剤を等分混ぜるのですが、

混ぜ始めた時点から、化学反応は起き硬化に向かいます。

その間にブランクやEVA もしくは、

コルクなど部品の接着が必要な箇所に塗るわけです。素早く、性格に！

少ないと内部で空間が出来、

握りの違和感や音鳴りが発生する時があります。

また、多いと溢れ出た接着剤を、

硬化する前に、綺麗に拭き取らなければなりません。

接着不足が発生しない様に、

現在はみ出たエポキシを一生懸命拭き取る事を、

時間内で全力拭きしています。

※（溶剤を染みこませたティッシュは、3,4個用意しているのはその為です。）

ここで、ポカすると今までの作業時間やパーツのロスが発生し、

再度作り直しのゼロからとなります。

 

　　　・・・・・接着の心得として・・・・・

　　　1つ、作業台回りに余計な物は置くな！

　　　1つ、余分な接着剤を拭き取るスピードをあげろ！（時間は待ってはくれん！）

　　　1つ、成功までのイメージを正確に具現化しろ！

　　　　以上が、グリップ作成前の心構えです。（が、失敗もある!!）

　　

　　　　　

グリップ接着も無事完了しました！

後は、アルミパーツを接着して、

バットエンドのコルクを付けます。

　　

コアテープを半分にカットして、

テープのカット加工にて接着面と強度を上げます。

　　加工・接着も無事完了しました！

　　

ちょっと分かり難いですが、

お客様のサオはストレートタイプでした。

それでは、

依頼店の「タックルオフ中川かの里店」へ、

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　定期便にて返送致します。

　　ストレートタイプから、　

　　　　　サンプルと同じ様に、EVAの中央からシェイプしました！

　　

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