投稿者名:タックルオフ沼津店
2018/05/05 閲覧数:3,771
投げ竿のプレートシートを移動しよう!!
こんにちは、
リメイク、リペア担当の福田です。
投げ竿プレートシートの移動をご紹介致します。
リールシートの位置で、力の伝達が違ってきます。リーチの長さや持ち易さで、
お客様の一番投げ易い位置へ変更します。
※投げ竿のストリップ仕様は、リーチ差で変わるリールシート位置や
微妙なガイドスペック位置をお客様の好みで組み直せる玄人向けのロッドです。
お客様からのご要望内容は、リールシート上部77cm(バットエンドから77cm)から
上へ8cmアップで、85cm位置へ移動となります。
(写真の位置が湾曲して、すみません。)
スレッドは、同色を仕様しスレッド巻きの下には、
ラピーを貼りその上からエポキシコーティングをする。ラピーを貼る事により、
いつでも綺麗に剥がせて巻き直しのプレート位置交換が出来る事が条件です。
※ラピー(シルバー)、スレッド巻き部上下にラピー3mm出し。
作業を始めます。
プレートシート外し指定位置は、
確認後にマスキングテープで印を付けます。
プレートシート脚部下段からスレッドを外していきます、上からでも良いのですが、
固定しやすい下方向から進めます。
ラピーの上にスレッドを巻いているので、スレッドを外すとこんな感じになります。
ラピーをガイド下に貼るだけでコーティングを剥がす時も楽です。
きれいな状態を保てます。
※写真の画質が悪いですが、
ストリップ仕様をご購入されるお客様には、おすすめしています。
先ほどから、ラピーの紹介をしていましたが、これがラピーです。
ストリップ仕様投げ竿のガイド、プレートシート巻きには絶対おすすめ品です。
メリットとデメリットを紹介します。
メリットは、ガイド下に貼る事により、外した時にコーティングの汚れはほとんど付かず綺麗に剥がす事が出来ます。
デメリットは、使用長さを細かく計る(ガイド脚分の長さ)、切る、貼るなど
手間は掛かります、もう一つは、指の脂が乗るとコーティング剤を弾きます。
それでは、プレートを指定位置に取り付けていきます。
※ラピーをブランク一周分カットし、プレート指定位置とラピーを前後3mm出しする事を計算してブランクに貼ります。ここで、しっかりと時間を取り位置確定をします。
ここでミスをすると全ての基準となるので、最初からやり直しとなります。
慎重に作業を進めます。
順を追って写真を撮りました、どうぞ!
上下の位置が決まれば、中央の位置も割り出せるのでこれからは、
作業スピードを上げる事が出来ます。
後は、指定されたスレッドを、隙間無く丁寧に巻いて行きます。
スレッド上下3mm開ける事も考えて作業を進めます。
スレッド巻きの完成となります。 こんな感じです!
後は、コーティングのみです。
※外したスレッドは、少しでも残しておきます、それは、経年劣化でスレッドの
色目が変わる為にそのスレッドと同じか、そのカラーに近い物かを確認する為です。
下の写真程残りのスレッドは要らないですが・・イメージです。
コーティングします。
見て分かると思いますが、ラピーギリギリにエポキシを乗せましたが、
指の脂で弾かれています、この位なら溶剤を足しながらリカバリー出来ます。
こんな感じでラピーの上にエポキシコーティングしていきます。
全体的にボリュームを持たせてコーティングします。
完成です!
元位置から8cmアップ、指定位置までの取り付けは完了となります。
コーティングを厚盛りしたので、硬化確認後お渡しとなります。
今年は、このロッドで、飛距離と釣果アップしたと言う、お声を頂けそうです。
お客様からもブログ掲載を快く御了承されました。
※投げ釣りの最盛期もこれから到来します、ガイドやりールシート位置を変えながら、
自分のスタイルに合ったポジショニングを発見出来たら、
今よりも格段に距離と釣果が伸びると思いませんか!
※ストリップタイプのロッドはそんなお客様のニーズに合わせて各メーカーで発売しており、イシグロ各店でも各種スペック取り揃えてありますので、
お立ち寄り御相談下さい。
メーカー問い合わせにより、お取り寄せになる物もある為、
まずはお問い合わせ下さい。
しばらくお待ちください